毎日のテレビでの経済ニュースや新聞の経済欄で、「本日の為替相場は1ドル110円20銭、前日よりも10銭の円高です」とか「日本円の対米ドルの価格は1ドル120円40銭から50銭で、昨日よりも20銭円安です」といったコメントを聞かない日はありません。それほど通貨の情報は私たちにとって身近な情報となっています。ここで言う「円高」とか「円安」とは、どんなことを意味しているのでしょうか。

「円安」から説明してみましょう。 「円安」とは、文字とおり、円が安くなるということです。言葉を変えれば、円の価値が下がってしまうということです。

たとえば、前日に1米ドルが100円であったものが、本日は1米ドルが110円になったとしましょう。それはどんなことを意味しているのでしょうか。

1米ドルが100円で交換できたものが、つまり、100円を払えば1米ドルを入手できたものが、1米ドルが110円になったために、1米ドルを入手するためには110円を支払わなければならなくなったことを意味しています。

これはどういうことかというと、昨日までは1米ドルを100円払えば買えたところが、為替相場が変動したことによって、1米ドルが110円に上がったということを意味しています。つまり、1米ドルの価値が100円だったものが、110円になったということですから、円に比べてドルの価値が高くなったということになります。ということは、1米ドルの価値が上がったのですから、その対にある円の価値が下がったということになります。

これを「円安/ドル高」になったと言うわけです。

人によっては、円が100円から110円になった、つまり数字が高くなったのだから、円の価値があがったというように思われる方がおられるかもしれません。往々にしてそうした間違いはあるものですが、1つの商品を買うのに、以前とはお金をたくさん払わなければならなくなったということは、それだけ支払う通貨の価値が下がっていることになりますから、たくさんの通貨を払わなければならない=安くなった、価値が下がったと言えるわけです。

一方、その逆に1米ドルが100円から90円になった場合は何と言うのでしょうか。1ドルを購入するのに、あるいは変換するのに100円だったものが、90円しか払わなくてもよくなったわけです。ということは、支払う通貨の量が少なくなったのですから、円の価値が上がった、高くなったと言えます。1米ドルに対して、相対的に円の価値が高くなっているというわけです。

このことを「円高/ドル安」と呼んでいます。

もちろん、これは米ドルだけではなく、豪ドルやユーロにしても同じことが言えます。ユーロの価値が高くなれば「円安/ユーロ高」と呼び、ユーロの価値が下がれば、「円高/ユーロ安」と言うわけです。

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